2018年9月5日

ご挨拶

I-HDFは、血液透析中に間歌的な補液操作を繰り返すことにより、一時的に未梢循環を改善し、体内における ①血液分配の是正(血管有効表面積の増加)、②ヘモダイアフィルタの性能維持、③体液の攪拌・溶質の洗い出し効果促進による溶質除去効率の向上を目的とした新しいHDF療法です。
本I-HDF研究会も今年で3年目を迎えます。例年多くの皆様の参加を頂き、事務局一同感謝に堪えません。次第にその汎用性が増してきていますが、例年のご発表により、さまざまな効果が明らかになり、また、問題点も指摘されています。今後、本治療の成熟を迎えるために、さらにさまざまな情報が共有されますよう、今年も研究会を開かせていただくことといたしました。
また、本年度の診療報酬改定でも、慢性維持透析濾過(複雑なもの)についても時間による区分と加算があり、より良質な維持透析が保険診療上も推進されている状況です。
今年も多くの皆様のご参集を頂き、活発な情報交換の場を提供したい所存でございます。どうかよろしくお願いいたします。


I-HDF研究会 会長
土谷 健(東京女子医科大学)

jaJapanese
jaJapanese